気になっていたサンセリフ書体に URW Grotesk があります。古典的な印象とヒューマニスティックな雰囲気をあわせ持った、不思議な魅力がある書体です。
ところが先日、『ヘルマン・ツァップのデザイン哲学』を読んでいて、発見してしまいました。URW Grotesk をデザインしたのは、どうやらツァップ氏その人のようなのです! 彼の書体の大ファンとしては、それだけでなんだか嬉しい気持ちになりました。
同書によれば、「大文字のプロポーションは、ローマ皇帝トラヤヌスの銘文からとっている」とのこと。なるほど。

トラヤヌスの銘文をもとに作られた書体の Trajan と比べてみると、たしかに非常によく似ています。そして、Linotype Univers や Neue Helvetica と比べてみると、URW Grotesk の特徴がよくわかります。
