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ITCのサンセリフを買うならば

 欧文フォントを買ったり調べたりするとき、よくライノタイプのサイトを訪れます。見本などの情報が充実しているし、一度購入したフォントは何度でもダウンロード可能なので、とても便利な上に安心です。

 ところで、おぼろげな記憶なので間違っていたら申し訳ないのですが、すこし前までは、ライノタイプで販売されている ITC 系のサンセリフのほとんどは、スモールキャップもオールドスタイル数字もついていなかったと思います。

 けれども、つい最近気がついたのですが、今ではかなりの割合で、ITC もスモールキャップ等が含まれているバージョンが販売されているではありませんか。

 そこで ITC 本家のサイトに行って調べてみました。20MB もある見本帳がダウンロードできるのでざっとチェックしてみたことろ、サンセリフ系のうち、

スモールキャップもオールドスタイル数字もあるもの:
 ITC Conduit
 ITC Dyadis
 ITC Franklin Gothic Condensed
 ITC Goudy Sans
 ITC Highlander
 ITC Johnston
 ITC Legacy Sans
 ITC Mixage
 ITC Octone
 ITC Officina Sans
 ITC Panache
 ITC Quay Sans
 ITC Stone Humanist
 ITC Stone Sans

オールドスタイル数字があるもの:
 ITC Avant Garde Gothic
 Charlotte Sans
 ITC Woodland

となっていました。こんなことになっていたとは知りませんでした。ただ自分の不明を恥じるばかり。

 念のため確認してみたのですが、アドビストアでは、今でもこれらのフォントにはスモールキャップもオールドスタイル数字も一切ついていません。

 ライノタイプのサイトに変化が(たぶん)あったのは、モノタイプに買収されたことと関係があるのでしょうか。以前までスモールキャップ付きの Gill Sans は当社からでないと買えませんよ、とモノタイプが宣伝していた覚えがありますが、今確認してみたら、それもライノタイプのサイトに登場しています。

 ともかく、欧文フォントを買うときは、いろいろなサイトで同じものを販売していたとしても、中身をよく見て比較検討したほうがよさそうです。

コメント (2)

ななし:

ITCは、ライノタイプより以前に
モノタイプに買収されています。
したがって、ライノタイプによるITCフォントの
デジタイズ版は引っ込められ、
ITCによる本家デジタイズ版に一本化されて
いくのが道理だと思います。
だって、ITC=モノタイプ=ライノタイプなのですから。
いち会社として見た場合、同じようなものを幾つも
管理するのはムダ極まりないので。
アドビが売ってるフォントは「アドビ版」に
過ぎません。
契約などに依るのでしょうが、かなり以前に
デジタル化されたType1版などをまんまOTFに変換しただけ(あるいは、いい加減なデザインのユーロ通貨記号を追加しただけ)
のものが見受けられます。

ななしさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね。いつ誰がデジタイズしたかチェックしないと。
以前ライノタイプから Optima とかの OTF 版を買ったのですが、
中身をあけてみたら Adobe 版と完全に同じバージョンだったので、
それ以降は注意して見本帳をチェックするようにしております。

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2007年12月02日 20:19に投稿されたエントリーのページです。

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