FM STUDIO さんのブログを読んでいて、いろいろ出ている Futura の比較検討をしている記事をバックナンバーの中から見つけました。文字好きにとっては黙っていられない話題です。
この記事には「出来具合を比較するなら、Obliqueを比較すべし」とのコメントが付けられています。そこで早速、手元にある Futura を使って比較検討してみました。

どちらも同じ「Bold Oblique」です。でもこうして並べてみると、メーカーによってずいぶん違うことがわかります。下は正体を機械的に傾けたもののようで、ひしゃげた印象を受けます。とくに G や O は、歪みが気になって仕方がなくなってきました。それに対して上は、ちゃんと斜体独自のデザインです。
全部のバージョンをチェックしたわけではありませんが、少なくとも Neufville Digital(ND)と URW++ のバージョンは、機械的なオブリークではないイタリックになってるようです。ついでにいうと、両者ともスモールキャップとオールドスタイル数字が使えます。
そして灯台もと暗し。OS X についてきた TrueType の Futura は、下のスクリーンショットでわかるように、ND製だったのです。OS X 付属の Futura Medium Italic は、その名の通り、オブリークでなくイタリックでした。

コメント (1)
私がこの点に注意するようになったのは
http://typographica.org/2005_10.php
この、Mark Simonson氏によるITC Avant Garde Gothic "Pro"の記事を読んでからです。
昔の活字のデジタル版を評価する際は、
可能な限りオリジナルに当たるようにしています。
ホント、Futuraはデジタル化が早い時期に
なされているだけあって、
悲惨な出来のものも多いですな。
投稿者: ななし | 2007年12月04日 20:43
日時: 2007年12月04日 20:43