Adobe Garamond にはずいぶんお世話になりました。欧文フォントのなかでもとくにポピュラーなので、安心して使えたのです。しかし CS2 のオマケについてきた Garamond Premier がある今、どの Garamond を使えば良いのかという悩みは、より一層深くなりました。
そこで今回は Adobe の新旧 Garamond 対決です。
Premier になっていちばん変わったことは、オプティカル・スケーリングになっていて、バリエーションが激増したことでしょう。その他にはどんな違いがあるのでしょうか。

たぶんいろんな修正が入っているのだとは思いますが、とくに気がついたのは、字の並び方ががらりと変わったことです。上が古いバージョンで、下が新しいバージョン。基本的には字間が狭くなっていることがわかります。
もともと Adobe Garamond はやや詰まり気味でした。個人的にはそれが不満だったので、Stempel Garamond の方が好きでした。だからこの変化はちょっと残念です。

しかしそれを補って余りある改善点があります。上図を見れば一目瞭然。下段の新しい方は、滅多に並ばないような字間にもカーニングが設定されています。g のターミナルと w のセリフのズレも解消されています。カーニングは本当に丁寧で、たとえば Z-m は 0 から -6 へ、g-w は 0 から 55へ、w-y は 0 から 4 へ、y-f は 0 から 6 へ、と変化しています。

全体的にみれば詰まり気味になっているのですが、逆に、スモールキャップのスペースは広げられています。このスモールキャップはとてもいい感じです。Garamond Premier の売りの一つになるのではないでしょうか。
コメント (2)
はじめまして.
関係ありませんが,Apple Garamondはどう思われますか?
投稿者: 知朱 | 2009年07月22日 12:02
日時: 2009年07月22日 12:02
知朱さん初めまして。
Apple Garamond からは「ITC」「1970年代」「写植」といったことを連想します。個人的な好き嫌いとしてはやや「嫌い」な部類に入るのですが、Apple の使い方はとても上手で、書体の力を存分に発揮させていたように思います。
投稿者: yuyusanbo | 2009年08月01日 10:43
日時: 2009年08月01日 10:43